【やばい】動画編集者がやりがちポートフォリオ。自己紹介動画は必要か
「またこれか・・」← これ、あなたのポートフォリオという名の自己紹介動画を見た発注者の感想です。
「動画編集の案件がなかなか獲れない」
「低単価案件で消耗している」
こういった悩みを抱えている人の共通点はポートフォリオが自己紹介動画になっている可能性が高いです。
今の動画編集界隈を観察するとポートフォリオ = 自己紹介動画 になっています。
これは完全に間違っています。その理由を解説していきます。
ポートフォリオという名の自己紹介動画に価値はない
正直、ポートフォリオという名の自己紹介動画には意味がありません。
なぜならターゲットが曖昧で、オリジナリティの欠片もなく採用側が呆れているからです。
私自身も一度Tiwitterで編集者を募集したことがあるのですが、DMで送られてきた動画はどれも同じに見えました。
Tiwitterの動画編集界隈をみると、
「使用ソフトはこちら!」
「稼働時間は週〇〇時間です!」
「エンタメ系、ビジネス系、LINE風、Vlog系が1カット流れる」
という構成でもうどれも同じに見えます。
私も2019年くらいは当時流行っていたビジネス系YouTuberの人の動画を真似して作っていました。
当時はまだこのような動画を作成している人も少なかったので、うんざりされることもなく普通に仕事を獲得できていました。
一方、2023年現在はたくさんのスクールが増え、インフルエンサーが煽りみんな同じ動画を作って量産している状況です。
これではポートフォリオを提供して相手の信頼を勝ち取るどころか、「またこれか・・」と思われて終了です。
まさにこのツイートの言う通りです。
ポートフォリオという名の 自己紹介動画は初心者宣言と同じ
動画編集を発注した方はもう気付いています。
あなたが初心者であることを。
ポートフォリオという名の自己紹介動画を見せるということは。「私は初心者です」と言っているようなものです。
発注者の立場になって考えたら分かると思いますが、初心者に頼みたいと思いますか?
普通思わないですよね?
自己紹介をポートフォリオを出しても採用されるということは、あなたが初心者であることを利用して低単価で仕事を振ってくることは間違いありません。
低単価を卒業したいなら今すぐ他の人と同じような自己紹介動画を止めましょう。
自己紹介するなら人と違うものを作るべき
自己紹介動画を作成するなら下記のような「おっ!」と思わせるようなクオリティがあれば
作る価値は十分にあると思っています。
ですがこういった動画は初心者のうちはなかなか難しいと思うので、
編集技術ではなく、構成やシナリオなど真似できそうな部分から真似するのが良いかと思います。
「自己紹介動画で名前と顔を出せば信頼してもらえる」という意見もあるかと思いますが、
それ動画じゃなくてもよくないか?という話です。
自分のウェブサイトにポートフォリオのURLに加え、写真と自己紹介を乗せればOKです。
むしろちゃんと自分のサイトを持っている方が、YouTubeのURLを貼って提案されるより信頼されます。
クライアントに合った動画を提案する
仕事を獲得するためには発注者から
「この人に頼んだら理想のものを作ってくれそうだな」
こう感じてもらう必要がありますよね。
例えば発注者がビジネス系の動画を求めていたとしましょう。
あなたがポートフォリオとして
「使用ソフトはこちら!」
「稼働時間は週〇〇時間です!」
「エンタメ系、ビジネス系、LINE風、Vlog系が1カット流れる」
こういった動画を提案したとしましょう。
すると発注者はどう思いますか?
「エンタメ系とかVlog系とかはいいから、ビジネス系がもっと見たい」
のはずです。
発注者がビジネス系を求めているなら、ビジネス系のポートフォリオを提案する
発注者がエンタメ系を求めているなら、エンタメ系のポートフォリオを提案する
これって当たり前のことですよね。
自己紹介動画を提案していたら、相手のニーズを満たす提案ができません。
だから案件が獲得できないのです。
クライアントのニーズに合った提案をしましょう。
まとめ
デザインがダサくてもいいです。
センスが無くても大丈夫です。
せめて自己紹介動画でなく、オリジナルなポートフォリオ作品を作りましょう。
ポートフォリオを見せて「またこれか・・」と思わせたらあなたの負けです。
あなたが動画編集者として勝ち上がりたいなら人と同じことをやらずに
自分のアタマで考えオリジナリティを出していきましょう。