【体験談】映像業界の仕事はきつい? 未経験から新卒で映像業界で働いた私の実体験をもとに解説。
映像業界はブラック!? ← 残念ながら・・。
映像業界に興味あるけどブラックってよく聞くし実際どうなんだろう?
このような疑問を持っていませんか?
たしかに、映像業界に興味はあるけどブラックなら転職や就職はちょっと考えますよね。
この記事を書いている私は新卒・未経験で都内の映像制作会社に就職しました。
個人的な理由で半年ほどで転職しましたが、映像業界にいてきつい部分もよかった部分もあります。
この実体験を元に、映像業界の内側を暴露していきたいと思います。
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【結論】映像業界はきついです
結論、映像業界はブラックです。
すべての会社がブラックとは言いませんが、映像業界全体を見た時にはブラックだと言えます。
なぜなら他の業界と比べて、労働時間が長くなる傾向があるからです。
労働時間が長い
映像業界にはカメラマンや編集者など、いろんな職種がありますが、特に現場での仕事(撮影関係)の労働時間は長くなる傾向になります。
現場での仕事の場合、下記の理由があげられます。
- 現場に入るための移動時間がある
- 撮影は予定通りに進まない
■ 現場に入るための移動時間がある
撮影なので、当然スタジオなど撮影をするための場所に関係者は集まらなければなりません。
都内ならまだマシですが、県外とかになると前泊ど行かなければならない場合があります。
なので、月曜が撮影の場合、休みの日曜日が削られるという状況になるのです。
■ 撮影は予定通りに進まない
モデルさんを撮影するとなると、いくら予定を組んだとしてもスムーズに進むことはあまりありません。
良いモデルさんや良いカメラマンで一発で良いシーンが撮れれば逆に早く終ることもありますが、まずほとんどありません。
また、「雨が降ってきたら一旦待機 」のように、天候に左右される撮影もあります。
なので予定はあってないようなものでいつ終わるのか分からないのが現場での仕事です。
仕事できついと感じること
映像業界の仕事がきついと感じることは下記のようなものがあります。
- 修正作業
- 座りっぱなし
- 納期前の仕事
- 生活リズムが整わない
職種によってに多少は違うかもしれませんが、私自身は映像クリエイター(撮影、編集)として活動していたのでその経験を元に紹介していきます。
修正作業
映像業界に限ったことではないですが、クライアントワークの仕事だと必ずこの修正作業が発生します。
もちろん簡単な修正で納品までいく時もありますが、何度も修正が入る場合があります。
しかもその修正内容が重い作業だとすればかなり時間もかかります。
この修正作業はかなり精神的にくるものでもあるので、クライアントとのうまくコミュニケーションをとってやっていくし解決策はありません。
座りっぱなし
編集を専門にする方であれば、撮影で現場とかには行かないので会社で1日仕事をすることになります。
なのでずっとパソコンの前で座りっぱなしの状態になりかなり体に負担をかけることになります。
特に編集という仕事は時間がかかるので、座る時間が長くなる傾向にあります。
解決策としては、こまめに立ってストレッチや散歩をしたり、立って仕事をすることぐらいでしょう。
納期前の仕事
納期前の仕事だとなぜか忙しくなります。
元々スケジュール的に余裕がないものであれば忙しいの納得出来ます。
ただ納期まで余裕があるのも関わらず、なぜか納期前になると忙しくなるときってありませんか?
これは制作側の問題ではなく、クライアント側の問題がある場合もあります。
納期前に余裕をもって制作物を提出しているのに、納期直前になって修正依頼をしてくる場合があります。
こうなると【納期前は忙しい】という状況になってしまうのです。
私も制作会社で働いていた時に20時が定時なはずが、度重なる修正があり日付を超えたことは何度もあります。
解決策はクライアントとこまめに状況を確認しながら、早めに納品まで持っていけるようにすることだと思います。
生活リズムを整えることができない
映像業界にいると生活リズムを整えることができません。
理由は下記のとおりです。
- 現場での移動でいつもより早く起きないといけない
- 現場での移動で休日が潰れる
- 現場での仕事で帰りが遅くなる
- 納期前の仕事で帰りが遅くなる
上記のような生活だと生活リズムを整えるのは難しいですよね?
人によっては、寝るのが時間や起きる時間が変わるとそれがものすごいストレスになったりします。
私はこの【生活リズムを整えることができない】という部分が1番きついと感じる部分でした。
解決策は正直ありません。
映像業界に身を置くのであれば【生活リズムを整えること】は限りなく難しくなります。
会社による違い
これまで映像業界がブラックな理由やきついと感じる部分を紹介してきましたが、実際のところは会社によります。
私は社員10人程度の会社だったので、上記で紹介したような状況でした。
一方で大手の会社ならまた話は変わってくると思うので大手と中小を比較して紹介していきたいと思います。
大手企業の場合
大手企業の 場合、下記のような傾向があります。
■ 一人一人の仕事量が少ない
■ 福利厚生などのワークライフバランスの環境が整っている
■ 徹夜して作業とか終電まで作業は少ない
このように見ると、大手企業はブラックな労働環境になりにくい印象があります。
それはそのはずで人がたくさんいる分、分業されていますので一人あたりの仕事量はそんなに多くないかもしれません。
生活リズムを整えて、ワークライフバランスを重視する方なら大手企業の方が向いているのではないでしょうか。
中小企業の場合
中小企業の場合、下記のような傾向があります。
■ 一人一人の作業量が多く
■ 二次請け、三次請けなどが多いので単価も安く、薄給
■ 残業も多く、納期が迫ると休日出勤もある
中小企業はブラックな労働環境になりやすい印象です。
というのはそもそも人が少ないので一人当たりの仕事量も当然増えてくると思いますし、それが長時間労働にも繋がってくるはずです。
しかし一人当たりの仕事量が増えるので、間違いなくスキルアップが出来ますし幅広い知識も得られるでしょう。
映像業界で働くメリット
映像業界で働くメリットはデメリットと同じくらい多くあります。
例えば下記のようなメリットがあります。
- 芸能人や有名人と会える
- 達成感が大きい
- 携わった映像が世の中に出る
- スキルが身につく
それでは順番に解説していきます。
芸能人や有名人と会える
映像業界の中でも特に、撮影をする制作会社であれば芸能人や有名人の撮影をする機会も少なくはありません。
テレビで見ていた人が実際に目の前にいると思うとどこか不思議な気持ちになります。
またモデルさんを使って撮影する場合も、モデルさんのオーラなどを近くで感じることができます。
このように映像業界にいないとなかなか経験できないようなことにたくさん出会うことが出来ます。
達成感が大きい
朝早くから夜遅くまでいろんな人が関わって作品を作っていきます。
なので終わった後の疲労感と同時に達成感も感じることができるはなんとも言えない気持ちよさがあります。
実際私も制作会社で活動しているときに、悪天候の中での撮影や長時間の撮影など過酷な環境下での仕事もたくさんありました。
こういった過酷な環境下での仕事を経験すると達成感を感じることが出来ますし、それを乗り越えることができたという自信を持つことが出来ます。
携わった映像が世に出る
自分が撮影した映像や編集した映像が世の中に出て、誰かのためになる経験というのはすごく貴重です。
実際に携わった映像がたくさんの人に見られている光景を目の辺りにすると、一生懸命作ってよかったなぁと感じるはずです。
実際に私もそのように感じました。
誰かに認めらたいというある種の欲求が満たされるような感じがして、とても気持ちよかった、映像を作ってよかったという気持ちになったのを覚えています。
スキルが身につく
映像業界に身を置くと、撮影スキルや編集スキルはもちろん、他の人を巻き込んで仕事を行っていくスキルも身につけることが出来ます。
実際私も、制作会社に就職して初めてDaVinci Resolveというソフトを使用しましたが、独立した現在でもその経験を活かすことが出来ています。
やはり、現場で使うという経験をしておくと実績にもなりますし、フリーランスとして活動する際にも大きな自分の武器になることもあります。
映像の仕事の内容
映像制作の仕事と言っても、制作する映像の種類は下記のようにたくさんあります。
- テレビ番組
- 映画
- ドラマ
- テレビCM
- MV(ミュージックビデオ)
- PV(プロモーションビデオ)
- PR動画
- イベント・展示系映像
- アニメーション
- ゲーム
企画で携わりたいのか、技術で携わりたいのかのによって働く場所は変わってきます。
例えば、テレビ番組やCMなどの映像に企画系で携わりたい場合は→ 映画会社やテレビ局、広告代理店
映像編集やCG制作などの技術系で携わりたい場合は→ 映像制作会社・ポストプロダクション
映像制作業界「企画系」
企画系のポジションには下記の職種があります。
- プロデユーサー
- ディレクター
- 構成作家・放送作家
- 制作デスク
映像制作業界「技術系」
技術系のポジションは下記のような職種があります。
- カメラマン
- 音声
- MAミキサー
- 証明オペレーター
- 編集オペレーター
- 音響オペレーター
- CGクリエイター
- 美術スタッフ
- スイッチャー
未経験、新卒の給料はいくら?
求人ボックス 給料ナビ を参考にすると
映像業界の初任給は22万程度と言われています。
私が新卒で都内の制作会社に就職したときの初任給は24万円でした。
数字だけ見ると映像業界はそこまで給料水準は悪くはないと感じるかもしれません。
しかしはやり、長時間労働が当たり前の世界なので、残業代はないところがほとんどです。
なので残業代がある他の業界と比べるとそれほど給料は変わらないのかもしれません。
ちなみに私がいた制作会社は5万円分の家賃補助があったり、ご飯をおごってもらえたりなど仕事以外はかなり高待遇で助けられました。
実際このように初任給が29万という割と待遇がよい会社もあるので、もし転職や就職をしようか悩んでいる方がいましたら入念にリサーチすることをおすすめします。
映像制作の求人は未経験でも可能か?
会社によるかと思いますが、未経験でも応募可能なところは多いと思います。
実際に私も学生の頃に趣味程度の映像編集をやっていましたが、未経験で内定をいただけました。
あとから話を聞くと、一緒に働きたいかどうかという部分を見ていたとおっしゃっていました。
もちろん学生で未経験なので求めるところはそこ以外ないと思いますが…
応募者の中には経験者でスキルも高い方はいたということでしたが、それでも未経験の私を選んだということは【一緒に働きたいか】という部分はすごく重要な部分だったということが分かります。
このようなことから、もしあなたが映像業界に興味があるけど未経験だから…と諦める早いかもしれません。十分に可能性はあります。
また趣味程度の映像編集といいましたが、この程度の動画を自分の作品として提出しています笑
【未経験向き】映像業界を目指す人におすすめの転職サービス
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まとめ
ぶっちゃけ、映像業界は精神的にも体力的にもきつい業界だと思います。
私自身も実際に経験してそのように感じています。
ですが、スキルが身についたり、他の業界では経験できないようなことも経験できるのも映像業界ならではの大きなメリットです。
未経験でも募集している求人はたくさんありますので、あなたにも十分可能性はあります!
もし映像業界に就職や転職を考えているかたがいたらマスメディアンという転職サービスがおすすめです。
今回は以上です。