DaVinci ResolveとPremiere Proの違いを徹底比較!おすすめはどっち? 【結論】今から始めるならこれから主流になる予感がするDaVinci Resolveがおすすめ
DaVinci Resolve と Premiere Pro どっちの編集ソフトを使えばいいか迷う…
ほとんど無料で使えるなら DaVinci Resolve が良いけど、業界スタンダードはPremiere Pro って聞くし…
どっちを選んでいいか分からない…
こういったお悩みはありませんか?
これめっちゃ迷いますよね?
私もめっちゃ悩みましたが、現段階ではしっかりAdobe税(Adobeコンプリートプランを契約)を払いつつ、Davinci Resolve(有料版)も使用している状態です。
一方で私が制作会社に勤めていた時は、Davinci Resolveが良いと言われてたくさん触ってきました。
こういった経験から、DaVinci Resolve と Premiere Proどちらの編集ソフトを使うか悩んでいる方にアドバイスしていきたいと思います。
トップクリエイターの意見
動画クリエイター界隈なら知らない人はいない人気のクリエイター Sam Kolder は2022年7月にこの下記の動画を投稿しました。
そう。15年以上使ってきたPremiere Pro から Davinci Resolveに完全に移行したそうです。
またSam Kolder だけでなく他の海外クリエイターも移行している人がたくさんいます。
この動画では
- なぜPremiere Pro から Davinci Resolveに移行したのか
- Davinci Resolveの特徴
について、Sam Kolderの視点で語られているので、興味があるかたは視聴してみて下さい。
ぶっちゃけ業界の先頭を走っている人がDavinci Resolveに移行したと言っているので、思考停止して真似するのは全然ありだと思います。
ただこれは海外の話であり、日本や業界スタンダード的にはまだまだPremire Proが標準であることも事実です。
とは言っても日本でもDavinci Resolveの基本的な使い方のチュートリアル動画は増えてきています。
あなたはどちらの編集ソフトを使うのがよいか?
ではあなたはこれからどちらの編集ソフトを使うべきなのでしょうか?
結論、あなたが作りたい映像や好きなクリエイターが使用している編集ソフトを選ぶと良いと思います。
なぜならPremiere Pro も Davinci Resolveもインターフェイスは似ているので、どちらか一方のソフトを使えるようになれば、すぐに他のソフトも習得することが出来ます。
その気になれば1日や2日で最低限の操作は習得できると思います。
システム要件について
編集ソフトによってCPU重視かGPU重視か異なります。
Premire Pro : CPU重視
Davinci Resolve : GPU重視
4K動画など大きな容量の映像を扱う場合、メモリは
Premire Proであれば32G
Davinci Resolveであれば16GB
が必要になってきます。
Premiere Pro と Davinci Resolveの情報量の違い
天下のAdobeと言われるほどたくさんのクリエイターがAdobeソフトを使用しています。
Premire ProもAdobeソフトの中では有名なソフトなので、チュートリアルなどの情報はDavinci Resolveと比較して多いです。
Adobeが実施した市場調査によると、動画編集ソフトとしてPremiere Proを使っている割合が89%から91%を占めるということがわかりました。
Adobe Premiere Proが3年連続で映像編集ツール国内導入シェア、利用頻度ともにNo.1
一方、Davinci Resolveの日本語チュートリアルは増えてきていますが、特にFusionなどの機能に関する情報はまだまだ少ない印象です。
動画編集スクールなどでも、教えているのはPremire ProなどのAdobeソフトがほとんどです。
DaVinci ResolveとPremiere Proの違い【機能面】
Premiere Pro と Davinci Resolveで出来ることは似ていますが、それぞれのソフトの強みや弱みがあるのも事実です。
どういった違いがあるのかまずは機能面について解説していきます。
テロップ入力におすすめなのは、Premiere Pro
YouTube動画編集などテロップに凝った編集が必要な場合、Premire Proのがおすすめです。
Davinci Resolveも編集ページで入力出来るなど、以前と比べてだいぶ楽になりました。
どちらのソフトもVrewというAI字幕生成アプリを使用すれば自動生成出来ますが、無料で出来る量に制限があります。
しかしPremire Proにはソフト内部にAIによる自動字幕生成機能があるので、効率を爆上げさせることが出来ます。
なので、テロップ入力機能はPremiere Proに軍配が上がります。
色補正におすすめなのは、Davinci Resolve
カラーコレクションやカラーグレーディングなどの色補正はDavinci Resolveが圧勝です。
というのもDavinci Resolveはもともとカラーに特化したソフトでハリウッド映画でも使われるぐらい優秀なソフトだからです。
操作も直感的でとてもわかりやすい上に、極めればクオリティの高い映像に仕上げることも可能なのです。
Premire Proでも色補正は出来ますが、Davinci Resolveに比べると複雑でやりにくさがあります。
なので、色補正機能は、Davinci Resolveに軍配が上がります。
他ソフトとの連携におすすめなのは、Premiere Pro
Adobeソフトの一部であるPremire ProはAfter Effcts やPhotoshopなど、他のソフトとの連携が容易です。
特にAfter Effcts との連携はスムーズでVFXやモーショングラフィックなどをする際はソフト間でスムーズに連携が可能です。
一方、Davinci Resolveは1つのソフト内でPremire Proにあたる編集ページ、After Effcts にFusionページがあるのでソフト内間でスムーズに編集が可能です。
むしろ1つのソフト内で出来るこちらのほうが強力です。
しかしAdobeはPhotoshopやIllustratorなどDavinci Resolveにはない強力なソフトがあります。
現段階ではPhotoshopやIllustratorに代替できるソフトがありません。(厳密にはAffinity Photoなど優れたソフトはありますが今回は割愛。)
さらにCinema4Dという3DのソフトもAdobeとの連携がしやすいです。
なので他ソフトとの連携にPremire Proに軍配が上がります。
動作が軽いのは、Davinci Resolve
Davinci Resolveは、Premiere Pro と比較して動画が軽いです。
システム要件の部分でも少し触れましたが、
4Kの動画を再生する場合、
Premiere Pro だと最低32GB
Davinci Resolveだと16GB
が必要になります。なので現在持っているパソコンがそこまでスペックが高くなくても、Davinci Resolveであれば編集出来る可能性があります。
DaVinci ResolveとPremiere Proの違い【価格面】
Davinci ResolveとPremiere Pro は大きく異なります。
1年という短期間でみればそこまで変わりませんが、5年や10年という長いスパンでみれば金銭的に無視できない金額になってきます。
動画編集などのクリエイティブ業務は、年数を重ねることでスキルがアップしていきますので、やはり長期的な視点でコストを考えたほうが良いと思います。
では詳しく解説していきます。
Davinci Resolve とPremiere Pro の価格比較
Davinci Resolveは無料と有料版があります。
有料版は 47,980円で買い切りです。
買い切りなので、1度買ってしまえばそれ以降お金はかかりません。
Premiere Pro は有料版のみになります。
Premiere Pro 単体かコンプリートプランという他のAdobeソフトも使えるようになるプランがあり
価格は下記の図のようになります。
年間プランだと、単体で28,776円、コンプリートプランだと72,336円かかります。
(デジハリAdobeマスターコースを契約すれば年間39,980円に抑えることができます。)
次に1年・5年・10年・20年というスパンで比較してくと下記の画像のようになります。
改めて考えるとAdobe税半端ないですね。
そして今のところ買い切りのDavinci Resolveはとても素晴らしい。
無料で始めたいなら、Davinci Resolve一択
「とにかくお金をかけずに始めたい」という方はDaVinci Resolve一択です。
無料なのに9割ほどの機能が使えるので本当に最強のソフトだと思います。
最初は無料のソフトで動画制作の作業に慣れ、ある段階で本気で動画制作を仕事にしようと思ったらAdobeを契約するか検討すればよいかと思います。
(もちろんDaVinci Resolveでも仕事することはできますが、案件数が多いのはPremiere Pro を用いたものです。)
新しいソフトの使い方をまた学ぶ必要がありますが、基本的な動画編集の操作感は似ているのでそこまで時間がかからず習得できると思います。
月額制のPremiere Pro VS 有料版 Davinci Resolve
Davinci Resolveの有償版では例えば、下記のようなことが出来るようになります。
32Kの解像度で120fpsまでのフレームレート
30種類上のエフェクトやツールを使用できる
AIの力を駆使した「DaVinci Neural Engine」
しかし、YouTube動画編集など基本的編集であれば無料版で事足ります。
DaVinci ResolveとPremiere Proで迷った時は…
私の意見ですが、もし今から動画制作を始めたいけど編集ソフトを迷っているという方がいれば
最初は【Davinci Resolve】をおすすめします。
なんといっても無料にもかかわらずハリウッド映画にも使われるような本格的な編集ソフトだからです。
そして、After Effcts やPhotoshopなど他のソフトも使いたいと思うようになればAdobeソフトを契約すればよいと思います。
実際私もAfter Effcts という編集ソフトが好きでDavinci Resolveの中にあるFusionより使いやすいのでAdobe税を払っています。
After Effcts を公式価格の単体で契約するのと、デジハリAdobeマスターコースのコンプリートプラン(39,980円)で契約するのでは差額が1万円ほどなので、私はコンプリートプランを契約しています。
DaVinci ResolveとPremiere Proの違いまとめ
Davinci ResolveとPremiere Pro それぞれメリットがあるので、最善は使い分かることだと思います。
私はカットやエフェクトなどはPremiere Pro やAfter Effcts で行い、色補正はDavinci Resolveで行うなどソフトを使い分けています。
嬉しいことに
Premiere Pro → Davinci Resolve
Davinci Resolve → Premiere Pro
という連携はスムーズに行うことが出来ます。
ということで、Davinci ResolveとPremiere Pro それぞれに良さがあるので、
まずはDavinci Resolveから使い始め、慣れたらAdobeコンプリートを契約という流れが一番良いと思います。
Q&A
- Adobeコンプリートプランを安く契約する方法は?
-
デジハリAdobeマスターコースを利用すれば39,980円で1年間利用できます。
- Premiere Pro をお試しで使うことは出来る?
-
7日間無料でPremiere Pro を体験することが出来ます。
- Davinci Resolveを安く買う方法は?
-
メルカリ もしくは Amazonで購入出来ます。
公式サイトで買うと高いので安く買うなら上記の2つがおすすめです。